弊社の点検 有害物質調査①


今回、普段どのように点検しているかをお伝えした方がいいかと考え、

議事録としてブログに掲載します。

(*今回はお客様から了承を頂きましたので内容を掲載します)

(*今回の内容は、通常の「すまいの点検調査」で伺いましたが、途中から

            ピンポイントの原因究明調査に切替えました。)


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「外部や床下など、いろんな所から有害物質が入ってきているので調査して欲しい」

という、マンションの4Fにお住まいのお客様からのご依頼で点検へ。


変わった構造のマンションで、3方向が外部に面しているお宅でした。

入口、玄関側だけが壁で、その他の面の壁には窓やベランダがあり、とても風通しが良い建物です。


有害物質が漂っている。。この現象が起こり始めてから一年程たつそうです。


訪問時に私が感じたことは、

玄関から家に入り、匂い(表現が難しいのですが、凄く嫌な刺激、とりあえず匂いとします)のひどさです。

鼻にスースーするような嫌な有害物質の感覚でした。

私が今まで何度か経験してきた匂いです。

一般の方は気づかないのかもしれませんが、私自身、CSを患っていますし、何年も同様の点検をしているのでわかります。

過去に防虫剤でやられた家にお伺いしたときと同じ匂いでした。


さっそく、調べてみると、和ダンスがあり、中には着物と防虫剤が入っていました。

その部屋のクローゼットの中にも防虫剤がありました。

(注)ミセスロイドの入れ物に入ってますが、ミセスロイドとは無関係です。





あとで調べてみると、●王堂のパラジクロロベンゼン系の防虫剤でした。




その場でパラジクロロベンゼン簡易検査をすると基準値(0.04PPM)を超える、0.06PPが検出されました。



おそらく、原因はパラジクロロベンゼンで間違いないと思われます。


以前にも書きましたが、

パラジクロロベンゼン+着物で使われる防虫剤の樟脳=化学反応

よって、有害物質が揮発。

(これについては、商品の説明書に書かれています。)

実際に数値にも表れており、こちらもそのケースにあてはまるのではないかと考えました。




その旨、お客様にお伝えしましたが、どうも納得がいかないご様子でした。

お客様は、体調が悪いのですが化学物質過敏症を患っている方ではありません。

匂いや空気に関して嫌悪感はあまり感じないが、喉や目や体調は悪くなるというご様子です。

そういうわけで、匂いをあまり感じないお客様には今まで使っていた防虫剤が原因とはなかなか考えにくいようです。


お客様がおっしゃるには「別の部屋の隙間、巾木の横からも匂いがする」との事。

しかも時間によっては外からも匂いが入ってくるそうで。。


リビングのコンセントをはずして中の匂いを確認してみました、、、、、。

すると、確かに壁内から嫌な匂いがします。

また、キッチンの引き出しをはずし、奥のパネルもはずして確認。。

これまたひどい匂いが。。

しかも私も耐えられないほどの匂いがします。

あhまりに気分が悪くすぐに閉じてしまいました。

一体これはどうしたことか?

なぜ壁内にこんない匂いがするのだろうか・・・?


各部屋も調査、中でもトイレの部屋が異常に匂い、キッチンの換気扇内も。


これらを踏まえて考えてみると、換気方法に原因があるような気がしてきました。


各換気扇の排気口を確認してみると、トイレの排気口が外部に見当たりません。

この排気は1Fから屋上まで続くパイプスペースに排気されているようでした。



”もしかすると、このパイプスペースに排出された空気が室内の壁に通じており、壁内・床下などに蔓延してしまっているのではないか。”

と推察されます。


次回は壁に穴を開け、点検カメラを使ってこの辺りについて再度点検をしたいと思います。




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