先日、パハロカンパーナ自然住宅研究所の足立先生からご連絡をうけ、急遽マンションの床工事をさせていただく事になりました。
マンションにお住まいのお客様で、リフォーム中に体調が悪くなり工事も途中でストップしていて困っていらっしゃるとの事でした。
お客様にお会いして話を伺ってみると、
どうも、絨毯からフローリングに変更工事をしているときに、そのフロア建材か接着剤の化学物質にやられてしまい、体調をくずされたそうです。
15年前に化学物質過敏症になった事があったそうですが、それから今まで問題なく生活をされていました。しかし、今回の工事がきっかけでまた再発したそうです。
実際に現地を確認したところ、確かに独特の接着剤系の匂いがしました。
私も過敏なので、そのへんはすぐにわかります。
弊社は、まず足立先生とご相談させて頂き、匂いのしないポリエステルボード7㎜と、いつも使っている、フタル酸フリーの置床で検討する事にしました。
(※フタル酸=プラスチックや樹脂などの柔軟性を高め加工しやすくするために添加されるが、人体への悪影響が報告されている。)
ポリエステルボード7mm<パハロカンパーナ>↓
このポリエステルボード7㎜自体について、メーカーからの実験データを頂き、必要な遮音等級相当の効果がある事の説明も受けました。
あとは、施工的に問題ないか、まずは先生にこのボードを1枚送っていただき、その上に置床をおいて大丈夫か実験いたしました。
弊社倉庫で実験中↓
結果、問題がなさそうでしたので、図面を作成し管理組合に提出して工事をすすめる事に致しました。
実際の工事につきましては、既に接着剤を床に塗っている事もあり、それが揮発しないようにいろいろと工夫をして工事を致しました。
工事中↓
そして、工事完了↓
今回、初めてこの防音ポリエステルボード7mmで床施工を行いましたが、壁際の問題など施工方法で今後まだ改良の余地はあるとは感じました。
しかし匂いはほぼありません。
お客様にも匂いがとれて喜んでいただき、こちらもホッとしました。
化学物質過敏症の方、マンションにお住まいの方には、ぜひお勧めしたいです。
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