先日、化学物質過敏症(CS)の方々が安心して暮らせる賃貸物件を広めるプロジェクトの現場を訪問させていただきました。
このプロジェクトを推進されているのは、東京大学大学院で研究を重ねられた柳田氏です。大学院でプロジェクトに関する知見を深められ、その専門性を活かしてCSの社会課題の解決に取り組んでおられます。今回、プロジェクトの方向性や実施現場を丁寧にご説明いただき、改めて「まさに今、こうした取り組みが求められているのだ」と強く実感いたしました。また、建材選定における独自の発想や、細部にまでこだわられた取り組みの数々に深い感銘を受けました。
弊社はCS対策のリフォーム業を営んでおり、ある意味では本プロジェクトと競合する側面もございます。しかし、それ以上に、この取り組みが社会全体にとって大きな意義を持つものであると確信しています。
現在、いくつかの物件を実験的に改装し、貸し出しを予定されているとのこと。柳田氏が先導されるこのプロジェクトが成功し、CS賃貸物件が全国へと広がっていくことを心より願っております。
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