しょうのうについて。。
防虫剤のにおいで過敏症になる方が増えているように思います。
前にもブログに書かせてもらいましたが、最近増加傾向にある案件なので、また書きます。
共通して、普段は使用しない密閉されている部屋についての相談です。
その部屋を調べると着物等が保管されたタンスが置いてあります。
においがひどい為、その部屋には入れず、家中に蔓延し、人によっては家を出てホテル暮らしをせざるを得ないという方もいらっしゃいます。

樟脳(しょうのう)と最近の防虫剤を混ぜると化学反応?をして揮発し、具合が悪くなることがあるようです。
メーカーの注意書きによるとナフタレンやパラジクロロベンゼンは樟脳と合わせるとダメなようですが、最近流行りのピレスロイド系とは合わさっても大丈夫と言ってますが、、、、(一応メーカーにも問い合わせをしたこともあります)
これは私の経験からによるもので確証はありません。
もしかすると樟脳と昔に残っていたナフタレンやパラジクロロベンゼンが既に合わさっていたのかもしれませんが、樟脳とピレスロイド系のものを使っている方も被害にあっているようです。
どんな特徴かというと、家の中にある紙、衣類、プラスチック、ビニールに特ににおいが付着します。そして、いろんな隙間に入り、引き出しの中のものにまでにおいがひっつくというものです。
私も現場に行った後、手のひらがベタベタになる感覚が気になっていました。
やっかいなことにこの現場に行くと、服や体に付着し、服は洗濯しないと取れませんし、体もお風呂に入らないと取れません。
ウレタン系のコーキングが手に付着し、手をこすって離すとベタベタする感じです。
正直、私では細かい原因は分かりませんが、このことをきっかけに化学物質過敏症になる方が多いように思います。
防虫が気になると思いますが、着物等の保管時には十分注意をなさってください。
もし、物質が合わさり空気汚染が蔓延してしまった場合には、
1.壁と床は下地から変えること
2.曝露した家具や荷物は思い切って処分すること
をお勧めします。
化学物質が取れにくくて、困るのは紙類ではないかと思います。
書類等の紙は捨てられないものが多いと思いますので、ラミネートする、あらためてコピーをする、スキャン等で対応することをお勧めします。