「賃貸のマンション内で違う階に引っ越したら、体調不良になった。原因をしらべて欲しい」とのご依頼を受けました。
SRC造のマンションにお住まいで、都会の中にあります。
和室にいると体調が悪くなり、頭痛やのどの痛みを感じる。建具などに匂いを感じる為、原因を調査して欲しい、とのことでした。
〈調査結果〉
今回は電磁波調査は行わず、ホルムアルデヒド測定・パラジクロロベンゼン測定、カビ調査、臭気調査を行いました。
まず、機械で空気を吸引し、ホルムアルデヒド、パラジクロロベンゼンの調査をした結果、一般的な濃度数値で問題はありませんでした。また、カビについても特に問題はありませんでした。
カビ調査
ホルムアルデヒド調査
臭気調査を行うと、リビングと和室で明らかに空気質が違い、特に押入から臭気を感じました。その中でも床板及び枠材から、また、天袋が特に強い事がわかりました。
過去の事例等から推察すると、このような場合は薬剤などの可能性が高いと考えられます。
以前の入居者の方が、防虫剤や樟脳を使用していたか、またはリフォームの際のハウスクリーニング等が原因ではないかと思われました。特に枠材を薬剤でクリーニングした場合は、このように臭気を感じることがあります。
対策として、まずは簡易タイプの封止用シート(アルミ箔を使用しない、2㎜程度の薄いもの)を押入の表面に貼らせて頂きました。また養生等に使うシート(マスカー)で匂いを封止しました。
簡易タイプのアルミシート 養生シート(マスカー)
お客様は匂いがしなくなった、と喜んで頂けたのですが、何日間かすると、再び匂いがする、とのご連絡を頂きました。
そこで、今度はアルミ箔を使用した、化学物質封止用のシートを再度表面に貼らせて頂きました。
化学物質封止用のアルミシート アルミテープ
お客様も今度は匂いを感じなくなった、とのことでした。次にお引越しされるまではこの形で住まわれる、とのことです。
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▼調査・点検依頼▼
化学物質や電磁波による体調不良でお困りの方、
自分の場合はどうなんだろう…?と心配な方は一度ご自宅の点検をさせてください!
調査結果をもとに安心して暮らせる”衣食住”のアドバイスさせていただきます。
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